紅色(くれないいろ)の空


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先日の台風で大雨と雷だったものの、この辺は被害が少なかったです。アメリカのハリケーンや、メキシコの地震なども含め、世界各地で異常気象が起きているという時に、Jアラートが鳴ったりして不安になります。核や原発は、人間や地球上の生物には必要の無い物。穏やかに生活させて貰いたいものです・・・。


イギリスは、コーンウォール地方のセント・マイケルズ・マウントの景色。モンサンミッシェルに似ていますが、ここは修道院ではなくお城。地元の人たちは「妖精のお城」と呼ぶくらい神秘的。横52センチ、縦36センチ。昨年、1か月程かけて作った作品で、ちょっとディズニーが入っています。英国は妖精、巨人、アーサー王など数々の伝説に彩られており、不思議がいっぱい・・・。大きいものはこれで最後になります。
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オペラ「トリスタンとイゾルデ」も、コーンウォール地方の騎士物語の伝承をもとに作られたもの。シェイクスピアの四大悲劇の一つ、「ロミオとジュリエット」もここから生まれたという。2007年の、ミラノスカラ座公演(舞台監督パトリス・シェロー、指揮バレンボイム)で、「トリスタンとイゾルデ」のイゾルデ役に、ヴァルトラウト・マイヤーが熱唱していたのを観た。ベテランの素晴らしい歌声と、白熱した演技に圧倒された。最終章の「愛の死」では、額から血を流して、手で顔を拭いながら恍惚の表情を浮かべ、これからトリスタンの元へ旅立てる想いと、法悦という神聖な喜びを抱えながら果てて逝く彼女から目が離せず、またもや泣いてしまった(とても人に見せられたものじゃあない笑)。本当に、神々しい女神のようだった。昨今の、バイロイト音楽祭のような過度な演出が苦手で、奇抜さや読み替えの少ない舞台をなるべく見たかったので、とても印象に残っている。(ここから、Siri引用 〜あの日に誓う、悲恋の物語詩の舞台となったのは、1500年前の暗黒時代のイギリス。コーンウォールの領主を父に持つ、トリスタンという名の勇敢な騎士は、戦闘で瀕死の重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着く。そこで、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。粗末な海辺の小屋で過ごす濃密な時間の中で、ごく自然に結ばれる2人だったが、運命の女神は別れよりも残酷な試練を彼らに用意していた・・・)映画では2006年公開のアメリカ作品「トリスタンとイゾルデ」があり、監督はケヴィン・レイノルズ、制作総指揮リドリー・スコットだ。電気がなかった時代の作品が多いだけに、少し画面が暗いものの、この人の創る映像はとても美しい。馬にまたがる騎士達がマントを翻し、荒涼たる地の薄暗い原野を、颯爽と駆け抜けてゆく姿を見ていると、どうにも胸が高鳴ってしまう。「オデッセイ」や「エイリアン」などのSFも手掛ける、リドリー・スコット作品で意外だったのは「ロビン・フッド」だった。こんな作品も撮っていたとは知らず、期待せずに見たものの裏切られなかった。



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# by dd907 | 2017-09-23 10:37 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(0)

オ〜タムフェスト

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食欲の秋となりました。さんまや、新じゃががおいしいです。札幌市はドイツのミュンヘンと姉妹都市らしく、大通公園でオータムフェスト2017が開催されており、ドイツフェアのコーナーで、ドイツの惣菜「ザウワークラウト」を食べました。キャベツを発酵させたものですが、量が少なかったので、家に帰ってきてから「酢キャベツの漬物」を作りました。キャベツをざく切りにし(人参の薄切りを入れても良いです)、ジップロックに入れて少々の塩をふり、蓋をしっかり閉めてから袋の上から揉みます。しんなりしてきたら再び開けて、お酢(お好みで砂糖を少々)を浸る程度入れて、程よく混ざったら、きっちり蓋を閉めて冷蔵庫で保存。次の日くらいから食べられます。黒コショウを振ると美味しいです。ウィンナーといきたいところですが、鳥の軟骨を数年も食べていない事に気付き、唐揚げにしてボリボリポリポリ、梨をサクサク食べました。あぁ、日本人・・・。
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始めてすぐの作品

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# by dd907 | 2017-09-17 12:07 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(0)

心象

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7日に誕生日を迎えました。
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横30cm、縦24cm
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最初に、上方の黄色の繊維入り和紙から貼っていったところ、なんとなく出来てしまった作品。赤で少しさし色を、と思いましたが失敗しそうなのでやめました(笑)。








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# by dd907 | 2017-09-10 09:10 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(0)

フーケ 一族の夢の欠片(かけら)

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アルカディアの牧人たち(1638~1640ころ ルーブル)
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ニコラ・プッサン(1594~1665 71歳没)は、17世紀バロック時代の画家で、私が好きな画家の一人です。フランス生まれですが、人生の大半をローマで過ごしたようです。古代研究家とも交流を持ち、絵画を彫刻のように表現したため、作品も宗教色が強いのでしょう。「朕は国家なり」と言ったルイ14世の時代、財務長官を担当していて莫大な資産を投じ、建築家と共に壮麗な宮殿を造ったニコラ・フーケには、神父の弟がいました。弟ルイ・フーケは、ローマでプッサンに会い、兄のニコラに手紙を送るなどして有力な情報を与えていました。ニコラが財を増やしていけたのも、プッサンとルイが一役買っていたのかもしれません。のちに私服を肥やし過ぎたニコラは、ルイ14世に嫉妬され疎まれて投獄されます。(これでフケてしまった?)亡くなるまで監獄で過ごしたため、この話がアレクサンドル・デュマの「三銃士」や「仮面の男」のモデルになったとも言われています。現在に至っても、ヴェルサイユ宮殿が燦然と輝いているのは、王の怒りを買ったニコラが陰謀の中に葬られた歴史の産物なのでしょう。ニコラ・フーケが建設した宮殿に対抗して造られたのが、ヴェルサイユ宮殿でした。しかし、ルイ14世はフーケ一族を追放した後も、プッサンの「アルカディアの牧人たち」を寝室に飾り、自身が息をひきとるまで手放さなかったことから、歴史家たちはこの絵には大いなる秘密が隠されていると考えているようです。「アルカディアの牧人たち」に描かれた石碑には、ラテン語で文字が刻まれています。「ET IN ARCADIA EGO」で「我、アルカディアにあり」という意味を示し、この「我」が誰なのか?また、理想郷(ユートピア)を表すアルカディアがどこなのか、未だに謎に包まれており気になるところです。この絵の風景と石碑が、南仏に実際に存在したことから、多くの本が出版されました。私が、ヨーロッパの絵画で最初に心惹かれたのはラファエロでしたが、ここ数年はこのプッサンです。最近ではターナーとそんなに多くありません(もちろん、他にも素晴らしい画家は沢山いるのですが)。先日のこと、調べているとプッサンはラファエロに傾倒し、影響を受けたらしく、ターナーはこのプッサンの自然描写を参考にしていたことを知りました。恥ずかしながら、私はこのことをまるで知らなかったのです。好みの画風は偶然ではなく、ちゃんと画家が想いを込めて描いているからなのだと納得しました。
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人生の踊り
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ゲルマニクスの死(1627ころ)
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フローラの王国(1631 ドレスデン)
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サビニの女の略奪(1633~1634)
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ダイアナとエンデュミオン(1630)
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自画像

他にも、「四季」や旧約聖書を題材にした作品があります。

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# by dd907 | 2017-09-03 16:02 | | Trackback | Comments(0)