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和紙日記

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更新は終了しました(THE END)

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もう作品がないので、以前ご紹介した作品を載せて最後とさせていただくことにします。
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2年に一度開催される、ちぎり絵の個展「和展」(2016年度・上野の森美術館)での展示風景。審査員は日展の画家のほか、歌舞伎役者の片岡愛之助さんもこの時から加わりました。
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毎日、定期的に訪問していただいた方達に感謝とお礼を込め、終わりにしたいと思います。
短い間ではございましたが、ありがとうございました。
(ブログは消さずに残しておきます)
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皆さま 良いお年を! ・・・2017.12  冬の日


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# by dd907 | 2017-12-31 17:07 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(1)
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2006年に、フランスでの出版から60年ぶりに新訳で再出版されており、久々に読んだ「星の王子さま」。この本は10代の頃に読んでいるはずだが、もうすっかり忘れてしまっていた。30代の時に一度、友人に「この本は大人になってからの方が面白い」と聞かされても、以来読むこともなくあれからさらに10年以上の年月が経ってしまっていた。サン・テグジュペリと同様、アメリカの女性飛行家アメリヤ・イヤハートも1937年7月2日、世界一周飛行の途中、南太平洋で消息を断ち還らぬ人となった。日本ではあまり知られていないものの、アメリカでは広く知れ渡り未だに人気が衰えないという。近年、「女性リンドバーグは不時着死していた」という見出しでニュースでも流れたらしい。「星の王子さま」は日本ではミュージカルにもなっている。あっ、路線変更しなくては・・。先日、この本を本屋で購入してついに手元にやってきた。本(映画や音楽等も含め)には人それぞれ「今でしょ」という旬的なものがあり、それが古い本でも新しい本であっても、その人にとっては初めての未知の世界。これでようやく星の王子さまと縁ができるというもの。「うふふ、仲良くしてね」早速本を開く。どれどれ・・・。ところが、数ページ読み始めて気がついた。「ん?むむっ、この本は思っていたより読みづらい・・」。児童文学と言われていたのでもっと軽く読めるものと、たかをくくっていたが、早くも形容しがたい難儀さの壁にぶつかった。冒頭に出てくる大蛇のボアや、「羊の絵を描いて」と主人公にせがむ「星の王子さまの場所」に、「自分」が身を置けるようになるまで少し時間がかかってしまったのだ。どうしたもんじゃろう?どうやら大人になってしまった感性から、子供の感性に戻るスイッチの切り替えが必要らしい。こういう技は著者がパイロットだったため、飛行機操縦の時のギアチェンジからくるものなのかもしれない。切り替えをしてからは、最後まで一気に読めて切なさも含め楽しめた。砂漠に不時着したパイロットの主人公が、そこで出会った小さな少年と世界の果てで2人きり。おかしなことばかり言う坊やに、戸惑うパイロット。王子さまが7番目にたどり着いたのは私たちの住む星、地球。キツネやヘビとの出会い。はてさて、これからどうなるの・・・?誰もが持つ自分だけの星。大切なものは目に見えない。世界中で読まれているこの児童文学書をわからなかったら、ボアどころではなく私はアホだということが判明してしまうところだった。こんなダジャレばかり言っているのがいけない・・ふうーっ(汗)。ちいさな姪たちに、お餅を焼いてあげて待っている時に「おもちろい?」と尋ねると、「オモチロイだって!」なんてことのほかウケてくれる。が、何を隠そう私あたり「何かようかい(妖怪)?」で頰が緩んでしまい、嬉しくなってしまう。子供の頃、直径1cmほどの丸い蛍光シールが沢山入ったものを買い、星座盤を見ながら天井に星座を作り、貼った事を思い出す。夜が待ち遠しくて、電気を消すと真っ暗な部屋に星空が浮かび上がり興奮していた。少し大きくなると、楽しむ場所はプラネタリウム館へと変わっていった(よく行っていた渋谷のプラネタリウム館は、残念ながら閉館してしまったらしい)。時には、草むらの中でイガイガ、トゲトゲのひっつき虫とよんでいた栗のようなちいさな植物が、セーターに付いただけで大喜びしてはしゃいでいた。あの植物はなんの実だったのだろう?そこには確かに、子供だけの時間と空間の「世界」があった。あれれ?貼っていた?今、下手ながら私が作っているちぎり絵も、切り貼りの作業の連続だ。原点はもしかしてここから?普段、子供時代を振り返ることがなかったので、いいきっかけになりました。また、こういうやらかい文章に憧れる私は、たまに夜空を見上げてみようと思います。王子さまのバラと羊はどうなったかな・・・?と。

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郵便輸送のラテコエール航空会社から、アエロポスタル社に経営を引き継がれ、工場長に任命されたサン・テグジュペリ。
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滞在していたフランス、トゥールーズのホテル。
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ミディ運河。ここから出発して世界中を旅したサン・テグジュペリ。
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部屋の中で簡易プラネタリウム。この時期、南東の夜空には「冬の大三角」が鎮座しています。大三角はオリオン座の「ペテルギウス」、おおいぬ座の「シリウス」、こいぬ座の「プロキオン」で構成されています。オリオンには2つの1等星があり、左上の赤い星が「ペテルギウス」で大三角の頂点です。この中を淡い天の川の銀河が流れます。ちなみに(シュワッチ)ウルトラマンの故郷「M78」は、オリオン座にあるという設定です。このMは、星雲ごとに番号をつけてカタログを作成したフランスの天文学者、シャルル・メシエの頭文字です。
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他に、冬の夜空を代表するのがはくちょう座で、星の十字架が現れ、翼を広げた天空を舞う白鳥のような形から「北十字星」とも呼ばれています。JAXAの探査機「はやぶさ2」は、来年の6~7月に小惑星「リュウグウ」(地球と火星の間にある惑星)に到着だそうで。王子様が住んでいた小惑星はB612。そこにいるやも・・・。
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次回で最終回です。


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# by dd907 | 2017-12-27 09:25 | | Trackback | Comments(0)
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大通公園のイルミネーション
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「冬はつとめて」。枕草子で清少納言は、冬は早朝が一番良いと書きましたが、北国での冬の朝は正直、一番キツイというのが実感です(笑)。
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本物のキャンドルを見て作っていないので、何度も修復して下記の絵に落ち着きました。
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練習にはうってつけの課題となりそうなロウソク。縦20cm程と小さめですが、今までで1番時間がかかった気がします。

メリークリスマス!









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# by dd907 | 2017-12-22 12:22 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(0)

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イギリスを代表する画家ターナー(1775~1851年)の水彩画を和紙でアレンジ。1840年のヴェネツィアを描いた水彩画の中でも、もっとも有名な作品のひとつ。イギリス国王ジョージ3世時代に生まれ、ジョージ4世、ウィリアム4世、ヴィクトリア女王時代を生きました。

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黄色が好きで緑色が嫌いだったというターナー。木や森を極力描きたくなかったと言います。なので、海の作品が多いのかもしれません。私は真逆で緑色が好きで黄色は苦手です。でも、絵では色の好き嫌いは言っていられません・・・。
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ロンドン
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絵の具箱の中も、黄色系の色が多かったようです。
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「解体のため停泊地に向かう戦艦テメレール号」
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「奴隷船 死人と瀕死者を海に投げ込む奴隷商人」 (1840年 ボストン美術館)
60代の作品。ヴィクトリア女王時代に制作されましたが、題材はジョージ3世時代の1781年に起こった「ゾング号事件」から。船底に440人の黒人奴隷を乗せた貨物船ゾング号で疫病が発生し、劣悪な環境に置かれた奴隷達が次々と感染します。全滅を恐れた船長は、140人ほどの病人や死者を鎖を外さぬまま、しかも大半は生きたまま海へ投げ捨てました。のちに船長は、この「積荷」の損害賠償を保険会社に請求し、初審は勝訴、再審では敗訴となる裁判を起こしています。絵画からはどの時代にも、その絵を象徴する歴史的事件や当時の風習が垣間見られ、現代人がふだん感じたり、見ることが出来ない世界をこうして覗くことができます。
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ヴェネツィアといえば、先日録画しておいたシェイクスピア四大悲劇の一つ、ヴェルディ作曲の歌劇「オテロ」が楽しみ。たった一枚のハンカチが悲劇を招き、物語はあらぬ方向へ展開していきます。この大変な難役を世界的テノール歌手、ヨナス・カウフマンがヴェネチアの将軍役で熱唱しています。最近は南米のマチュピチュで喉を痛めて、3か月間休養していたようですが、「ローエングリン」で復帰。彼の歌うワーグナーも素晴らしいです。特に「ニーベルングの指輪」の二重唱の所。「ヴェ~~ルゼ!ヴェ~~~ルゼ!」自分の出生や妹のジークリンデとの関係性を知り、剣を託され自信に満ち溢れたジークムント、「私はジークムント!私の握るこの剣こそ証となってくれ!(略)ノ~~トゥング 剣よ、こう名付けるぞ!ノ~~トゥング 羨望された剣よ!」。そして、手に汗握るクライマックスの「ヴェルズングの血に栄えあれ!」と訴えかけてくる場面はもう圧巻です(ヤッタネ!万歳、バンザイ、バンバンザ~イ!英明なり)。他にテノールでは、ロシア出身のディミトリー・コルチャックにも期待したいところ。この2人の巨人、ワーグナーとヴェルディは同じ年(1813年)に生まれ、両雄オペラ界に在りながらお互いほとんど顔を合わせた事がないと言います。ヴェルディの台本を書いていたアリーゴ・ボーイトは、ヴェルディの元を去りワーグナーと仕事をしていた時期もありました。しかし、再びヴェルディと打ち解けて脚本完成に尽力、貢献します。そして生まれたのが「オテロ」と「ファルスタッフ」の傑作でした。





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# by dd907 | 2017-12-18 10:47 | 和紙ちぎり絵 | Trackback | Comments(0)